■使用構築(レンタルはご自由にどうぞ)
■最終結果
・TN:カヨコ 最終190位/レート2006
目次
【はじめに】
トレーナーの皆様初めまして。カヨコと申します。まずはS21お疲れさまでした。
私自身S18から本格的にランクマに潜りはじめ、この度ようやく目標であったレート2000に乗せることができましたので、記念に記事を作成させていただきます。
また、今回が初めての投稿となるため記事の構成に誤りがある場合があるため、ご容赦ください。拙い文章ではありますが最後まで読んでいただけると嬉しいです。
【構築経緯】
私自身、対戦歴が浅く強者が使用するようなスタン系の構築を使用してもプレイングで劣ってしまい、勝ちきれないことをレギュGを通して痛感した。
そこで相手の意表をついて数的アドバンテージを取った後、火力のあるポケモンで詰めていくという戦術を採用することにした。
また、薄く広く対策するよりも使用率の高い禁止伝説に負けない構築づくりをすることで相対的な勝ち数の増加を目指そうと考えた。
環境考察を一通り行い、禁止伝説自体は黒バドレックス・ミライドン・コライドンの三強であり、時点でザシアン・ホウオウ・ムゲンダイナ・カイオーガ...と評価付けていた。
そのうえでどんなポケモンに対しても行動保証があり、尚且つ高い特攻から高い確率で相手のポケモンを一匹持っていくことのできるほか、昨シーズンでも握って使用感の良かった眼鏡ルナアーラを採用することにした。(好きなポケモンでもある)
はじめはトリックを採用したフェアリーテラスで使用していたが、トリックを打つ場面に恵まれなかったのと、初手でミライドンと対面した場合、上からボルトチェンジでファントムガードを剥がされてからのディンルー引きで簡単に受けられ、テンポを取られるという展開が非常に多く苦しい思いをした。
そこで自身はあえて地面枠を採用しないという選択を取った。相手視点では電気の一貫ができている状況であるため初手でボルトチェンジorイナズマドライブが安定行動となる。この認識を逆手にとって電気技を誘い、初手ルナアーラに地面テラステラバーストを採用することで相手のミライドン構築に対して大きなアドバンテージを取ることができるのではないかと考えた。
しかしルナアーラが地面テラスを切ってしまった場合、ミライドンと同居していることの多いパオジアンやウーラオスがどうしても重くなってしまう。
そこでS20の構築記事を読むと、ルナアーラが地面テラバでミライドンを倒した後のクッションとしてパオウーラに強く、コライドン構築にも大きな役割を期待することのできるHBゴツメマリルリを採用すれば残りの一体で詰めれるのではないかと考えた。以上により地面テラス眼鏡ルナアーラ+HBゴツメマリルリという軸が完成した。
この二体を軸にするうえで懸念となるのが黒バドレックスの存在である。ルナアーラは黒バドのメインウェポンであるアストラルビットを4倍弱点で受けてしまうためルナアーラにテラス権を残しておきたい。そのため、テラスに依存せずに後投げから対面処理を行うことができるポケモンが求められる。
そこで環境トップの黒バド軸に強く、コライドン軸に同居していることの多い眼鏡ハバタクカミに対しても強く出られるイーユイを採用することにした。
当初はスカーフを採用し、スイーパーとしての役割も持たせていたが、黒バド、ハバカミに対しての後投げが安定しなかったため、持ち物をチョッキに変えて採用した。
後投げ要因は二体で十分だと考えて、補完枠を考えた。型は何であれ、ルナアーラ構築を組むのであれば相性の良い水ウーラオスは採用しない理由がないと考えていたので、型は後回しにして採用を決めた。(襷で決定)ここまでのポケモンたちである程度相手のポケモンを削った後、高火力先制技で残りのポケモンを制圧したいと考え、これもルナアーラと相性の良いノーマルテラス鉢巻カイリューを採用した。
ここまででルナアーラ、イーユイ、カイリュー、ウーラオスの襷とステルスロックが非常に重たかったためステロを撒いてくるポケモン(ディンルー、ランドロス等)にウーラオスと合わせて強い顔ができてけん制することのできる補完枠としてパオジアンを採用した。この構築のコンセプトでもある意表をついて想定外のアドバンテージを取るという意味合いも込めて、命の玉を採用して構築が完成した。
【個体紹介】
本構築の核であり絶対的なエース。全試合選出した。特性のファントムガードという盾があるためほとんど初手で投げており、技範囲が非常に優秀であることから腐ることがまず無かった。Cは初手から最大火力で殴り、あいてのプランを崩壊させる為。Sは同種族値であるウーラオスが耐久に振ったパンチグローブで多く採用されていると感じた為、ぶっぱにした。
禁止伝説だと初手に来やすいミライドン、ザシアンには初手地面テラバを迷わず打っていた。ザシアンはワンパン、ミライドンはチョッキ以外ワンパンすることができる。
また、ブーストエナジー持ちのハバタクカミと対面した際、でんじはから入ってくるパターンが圧倒的に多かったため、でんじは読みで地面テラスを切るというシーンも少なくなかった。
その他有象無象の初手ポケモンに対しては特性無視のシャドーレイが非常に強力で頑丈ブリジュラスやマルスケカイリューをワンパン、受けに来たポケモンを想像以上の火力で屠るなど、破壊の限りを尽くしていた。
絶対的なコライドンへの受け性能を誇るデスボイスの青兎。コライドン構築には全試合選出していた。その他伝説構築であってもルナアーラでテラスを切りそうな場合は引き先として選出していた。(ミライドン+パオウーラなど)
このポケモンを採用するにあたってあついしぼうのゴツメHBにしようと決めていたがどうしても良い技とテラスタイプが思いつかなかった。
そんな時にS20の構築記事を読み漁っていたら、104位の方が渦潮型で採用しており非常に強そうだと思った。実際に104位の方も地面ルナアーラと合わせて採用していたため、参考にさせていただいた。
実際に使用してみてこのポケモンの恐ろしいところはやはり渦潮+滅びの歌+守るの詰め性能にある。このポケモンが残っている状況で残数2対1と数的優位を取れている場合(特殊相手はなかなかきついが)滅びの歌→守る→交代→守るで確実に勝つことができる。この性能がコライドン構築に相性が良く、コライドンや同居しているヘイラッシャに対して非常に有効な戦術となる。
このポケモンを構築に組み込んだお陰でコライドン軸にはほぼ全勝(マリルリ引き読み電気テラバコライドンに1敗)することができた為採用してよかったと感じている。
《参考》
【シーズン20】【レート2055】【最終104位】お月見兎と地面を揺らす - ポケモンsvの思いつき
(無許可なので問題があれば削除いたします)
選出画面に入れ得なポケモンNO.1だと思っている。それは採用前に比べてステロ撒きの選出率が明らかに減ったためである。物理技を余裕をもって耐えられるように耐久を振り、命の玉を持たせることによって相手の想定以上の先制技ダメージを与える。
パオジアンの強さは周知の事実であるため以上。きっとどんな型であっても最恐のポケモンだろう。
黒バド絶対倒すマン。チョッキイーユイにすることでどんな黒バドの型であってもある程度対応することができる。黒バドに後投げした後、裏に物理ポケモンがちらつく場合はふんえんを打って焼く。それ以外は基本バークアウトを打っていた。超スピード、超火力の黒バドに以前は破壊されまくっていたがこのイーユイを採用してからは対黒バドの勝率がとても安定した。
また、コライドン軸にマリルリと合わせて選出し、このイーユイには構築単位で重めな眼鏡ハバカミを止める役割を担ってもらっていた。晴れ下の火力上昇もあり、コライドン軸にも違和感なく活躍させることができた。本当にありがとう。デメキン。影のMVPです。
Sは準速70族抜き。
4ウェポンの襷ウーラオス。S21の環境ではSを落として耐久に振ったウーラオスが大半を占めているという印象であった。またパオジアンが同居しているため、襷を読まれていると感じるシーンが少なく、スイーパーとしてとても強く使うことができた。しかし、ミラーが発生してしまった際、耐久を振ったウーラオスに押し負けるということがあったためミラーが起こらないように気を付けながら使用することを心掛けた。
ノーマルテラスを採用することで黒バド相手に2回以上の行動保証を持つことができる点も非常に良かった。
普通の鉢巻カイリュー。普通なんだけどやっぱりSVのこいつは普通じゃない。伝説ポケモンより伝説していると感じるシーンが多々あった。他のポケモンで神速の一貫を作ってあげられるように削りを入れつつ、カイリューの神速で一気にスイープするという展開が非常に強かった。
技についてだが鉢巻を持たせるうえで神速と逆鱗は確定とし、ガチグマやディンルーに刺さるけたぐり、そして鋼や毒への打点として地震を採用していた。しかしじしんを打つタイミングに恵まれなかったためフェアリーへの打点となるアイアンヘッドを採用してもよかったのではと感じた。
【基本選出】
例外もあるため参考までに。
・vs黒バドレックス
++(or)
・vsミライドン
+(or)+(or)
・vsコライドン
++
・vsザシアン
++
・vsテラパゴス
++(or)
・vsホウオウ
++
・vs白バドレックス
++
【重いポケモン】
・ムゲンダイナ
初手ルナアーラのサイコショックor地面テラバでゴリ押せなかったら相当きつい。自身のプレイングが足りていなかったのかもしれないがうまい人の使うムゲンダイナだけはどうしても崩せなかった。
・オーガポン全種
ルナアーラをフェアリーテラスで使っていた際は何とかなっていたが地面にしてからははたきおとすの存在もちらつくため完全に択となる。慌ててカイリューにひいても受けきれない場合が多かったため、オーガポンが出てくる前になるべく数的優位を取っておくというプレイングを常に意識していた。だが3タテされることも少なくなかった。
【あとがき】
ここまで読んでくださってありがとうございます。
私自身、対戦歴といえるものはほとんど無く、友人とのフレマを楽しむ程度だったのですが、禁止伝説解禁を機にS18から本格的にランクマッチを始めました。
S18、S19はもうがむしゃらに対戦を重ねてプレイングを磨く、禁止伝説環境を理解するということに専念しました。
そこで得た付け焼刃の知識で徐々に練度を高めていき、今期S21でようやく目標であったレート2000達成することができたのでとてもうれしいです。
次は最終2桁以内を目標に頑張ります。
新参者ではありますがポケ勢の皆様これからよろしくお願いします。
【特別感謝】
最終日前々日に「ルナアーラの型変えたいなぁ」とボヤいていたら快くルナアーラを託してくれた職場の大先輩
ハイパーボール大好きクラブのじぇすたさん
大学の同期でよくフレマやマリカー、フットサルをともにしており構築の相談相手でもある
メス統一トレーナーのあとむ
きのこの胞子がお得意のかまぼこ
これからもよろしく頼んます。
カヨコ。